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» 2012年03月12日 09時45分 UPDATE

AmazonとGoogle Play、電子書籍をめぐり価格戦争に突入

GoogleがAndroid MarketをGoogle Playとして再生してから、AmazonとGoogleのセールにおける競争は激化している。AmazonのDNAはGoogleに低価格での販売者としてブランドを奪われることに堪えられないようだ。

[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 数日前、GoogleはAndroid MarketをGoogle Playとして再生した。この新たなWebサイトはGoogle BooksといったスタンドアロンのサービスをGoogle Playに統合したものだ。それ以来、Googleはアプリ、動画、書籍について25セントの日替わりセールを行なっている。Amazonは自社のポータルサイト上でほとんど宣伝することもなくGoogleのセールに対抗している。

 Android Marketは登場以来3年目ではじめて大掛かりな改修を行いGoogle Playとして生まれ変わった。ユーザーは今や、本を読み、動画を視聴し、最新のアプリやゲームをダウンロードすることができる。Googleは日替わりで25〜45セントの価格でセールを提供している。

 Amazonは4カ月にわたって対象コンテンツの日替わりセールを行なっており、日替わりで無料アプリの提供も行なっている。同社のポータルはKindle Fireを主対象としているが、Androidタブレットを所有しているユーザーには誰にとっても魅力的だ。Amazonのエコシステムが幅広いデバイスに対応しているのに対し、Google PlayはGoogleとライセンス契約を交わしているデバイスでしか利用できない。このため、不幸なことに、ほとんどの一般的電子書籍リーダーとタブレットのハイブリッドデバイスではGoogleからコンテンツを購入することができない。

 Googleが日替わりセールを行なってきたので、Amazonは今やそのすべてのセール対象品に対抗している。The Huffington PostはGoogleが映画化された「Extremely Loud and Incredibly Close」と「Fight Club」の電子書籍を25セントで販売した状況を検討した。同日、Amazonはメインのベストセラーリストで2冊の本を同一価格で取り上げた。

 出版業界のコンサルティング会社、The Idea Logical Companyの創設者でCEOのマイク・シャツキン氏は、The Huffington Postに価格による対抗は賢明な動きだと語った。

 「Amazonはこれまで顧客に低価格での販売者としてブランド化を図るのに非常に大きな投資を行なってきたので、その座を奪うようなことはさせたくないのです。わたしはそれがAmazonのDNAに組み込まれているのだと思います」と同氏は述べる。

 今後数週間に渡って価格を軸とした勢力争いがどのように展開するのか興味深い。どうであれ、巨大企業2社が互いに低価格で対抗するのは顧客にとって恩恵となる。Kindle Fireは今後数カ月でうわささされている7インチ、199ドルのGoogle Tabletとの競争に巻き込まれることになる。

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