米司法省、電子書籍のエージェンシーモデルをめぐりAppleや大手出版5社の起訴準備に入る

米国司法省は、大手出版社がAppleと交わしている電子書籍のエージェンシーモデルについて、違法性が高いと判断し起訴する準備に入ったようだ。

» 2012年03月08日 16時30分 公開
[hon.jp]
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 米Wall Street Journal紙の報道によると、米国司法省は大手出版社がAppleと交わしている電子書籍のエージェンシーモデル価格契約について、違法性が高いと判断し起訴する準備に入った模様。

 エージェンシーモデルとは、小売価格を書店ではなく出版社が設定するビジネス方式。米国司法省は独禁法違反の可能性があるとして、昨年12月に調査活動に入ったことを明らかにしていた。対象企業は、AppleおよびSimon & Schuster/Harper Collins/Penguin/Hachette USA/Macmillanの大手出版5社。

 報道によると、一部の出版社は起訴手続きに入る前に和解に持ち込もうと、司法省側と交渉を始めているようだ。

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