ジャストシステムが行った「電子書籍に関するアンケート調査」の結果をみると、電子書籍の利用経験があるのは全体の3割で、主にPCから閲覧されていることが分かった。
ジャストシステムは3月7日、同社が2月に実施した「電子書籍に関するアンケート調査」の結果を公開した。
2224件のサンプルを集めた同調査では、電子書籍の利用について、全体の約3割が「利用経験がある」と回答。利用経験がないユーザーも「置き場所」「可搬性」などの観点から電子書籍の利用を検討しているユーザーが半数近くいることが分かった。逆に、電子書籍を利用したくない理由としては「紙の本が好きだから」「読みにくそうだから」とする回答の割合が高かった。
実際の閲覧環境としてはPCがほかを大きく引き離しており、スマートフォンやタブレットでの閲覧はまだそれほど浸透していないようだが、いまだ正式発表がない日本版Kindleが発売された場合、33.5%が購入を検討すると回答している。また、仮に電子書籍リーダーが無料配布された場合、約88%が電子書籍の利用機会が増えるとした。
そのほか、電子書籍の価格に関する設問では、「紙の本の50%以下が妥当」とする回答が約8割を占めた。
同調査の詳細なレポートはこちらでダウンロード可能となっている。
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