Apple、1月末に新自主出版プログラムを立ち上げ

Appleは、1月末に開催予定のイベントで、自主出版サービスを立ち上げる考えのようだ。レベニューシェアの仕組みをどのようにするつもりなのかなどが注目される。

» 2012年01月10日 10時15分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Appleは今月末、ニューヨークで特別なイベントの開催を予定しており、恐らく自社のiBooksと出版プラットフォーム向け新プラグラムをローンチする。このイベントに近い情報筋によると、同社はコンテンツをiBookstoreに集積するための新電子出版プラットフォームを立ち上げようとしているという。これは同社がAmazon(DTP)やBarnes & Noble(Pubit)と競争する上で大きな前進になる。

 現在、インディー作家が自分の作品をApple iBookstoreにリストしたければ、その限られた方法の1つは、米国の自主出版サービスであるSmashwordsのような第三者を経由することだ。Smashwordsは著作にフリーのISBNコードを割り振り、iBooksなどに提出する。

 Appleが発表するとみられる新プログラムは、Amazonが提供しているプログラム――自社プラットフォームで独占的に作品を発表しようとする作家にはインセンティブを与える――にヒントを得たものとなるだろうが、その詳細はまだ明らかにされていない。もしかすると、イベントで明らかにされるのは、ほかの主流となっている自主出版サービスと競争するためにAppleが採用するレベニューシェアの仕組みについてではないかと考える方もいるに違いない。1つ分かっているのは、AppleがEPUBを採用し、既存書籍の変換を非常に簡単にするということだ。

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