NOOK Tablet――Barnes & Noble電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米書店大手Barnes & Nobleの7インチカラータブレット「NOOK Tablet」を取り上げる。

» 2011年12月25日 22時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 米書店大手Barnes & Nobleのカラータブレット。電子書籍の閲覧のほか、音楽や動画の再生、Webアクセス、ゲームアプリなどが利用できるマルチメディア端末で、AmazonのKindle Fireのライバル製品と目される。筐体デザインはNOOK Colorを踏襲しており、画面は7インチでタッチ操作に対応する。

 OSはAndroidベースで、Webブラウザやメール、ゲームなどのアプリケーションがあらかじめ搭載されているほか、同社が運営するアプリストアからのダウンロードも可能。利用者同士で電子書籍を相互にレンタルできるアプリ「Nook Friends」も搭載する。PDFのビューワ機能も上下スクロールのみだったNOOK Colorに比べて進化しており、自炊データなどの快適な閲覧が可能。

 ラインアップはWi-Fiモデルのみ。これまでの「NOOK」シリーズと同様に日本では未発売であり、無線機能を国内でそのまま使うと技適マークがないことから電波法違反にあたる点は注意。

スペックで見る「NOOK Tablet」

メーカー Barnes & Noble
国内発売時期 未発売
発売時価格 249ドル
専用/汎用 汎用
OS 独自(Androidベース)
OSバージョン 1.4.3
サイズ(※最厚部) 127(幅)×205.7(奥行き)×12.2(高さ)ミリ
重量 約399.7グラム
解像度 600×1024ドット
ディスプレイ 液晶
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 7インチ
通信方式 802.11 b/g/n
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 16Gバイト(ユーザー利用可能領域は13Gバイト、うち12Gバイトは電子書籍ストア用に割当済み)
メモリカードスロット microSD
バッテリー持続時間(メーカー公称値) 11.5時間(読書時、無線LANオフ)
タッチ操作 対応
対応フォーマット EPUB、PDF、DOC、TXT、DOCX、JPG、GIF、PNG、BMP
コネクタ USB(microB)
電子書籍ストア Barnes & Noble eBookstore
その他 海外での発売は2011年11月
最終更新日:2013年5月14日

写真で見る「NOOK Tablet」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 本体色はグレー。NOOK Colorの本体色に比べるとやや色が淡い(写真=左)/外観はNOOK Colorと同じだが、重量は約399.7グラムと、50グラム近く軽くなっている(写真=中央)/画面サイズは7インチ(写真=右)
単体正面左側面右側面 正面。左下部の穴が開いたようなデザインが特徴的(写真=左)/左側面。電源ボタンを備える(写真=中央)/右側面。音量調整ボタンを備える(写真=右)
上面底面裏面 上面。イヤフォンジャックを備える(写真=左)/底面。microUSBコネクタを備える(写真=中央)/背面。下部にスピーカーを備える。ラバー塗装ですべりにくく、指紋もつきにくい(写真=右)
NOOKの特徴である「n」のロゴはホームボタンの役割も果たす(写真=左)/左下部の裏側にはmicroSDスロットを備える(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 ホーム画面。レイアウトはNOOK Colorと同一だが、映画や音楽、アプリのボタンが最下段に並ぶようになった(写真=左)/ライブラリ画面。microSD内のPDFコンテンツはここには表示されず、左下のmicroSDアイコンをタップして直接呼び出す(写真=中央)/コンテンツを表示したところ。タップもしくはフリックでページめくりを行う(写真=右)
画面下部に表示されるメニューからは、文字サイズや余白などの変更が可能(写真=左)/PDFで漫画コンテンツを表示したところ(写真=右)
PDFで画面中央をタップするとサムネイルなどのメニューが表示可能。シンプルな表示と上下スクロールしかできなかったNOOK Colorに比べると進化の跡が見られる((写真=左)/青空文庫のテキストファイルを表示したところ。日本語は表示可能だが、漢字の一部は中華フォントで、禁則処理も行われない(写真=右)

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