スマートフォンにプリインストールされている電子書籍アプリは最も利用頻度が低い――MMD研究所がこうした調査結果をまとめた。
MMD研究所は12月19日、「スマートフォンのプリインストールアプリに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は、11月29日〜12月5日にかけて実施されたもので、スマートフォンユーザー、フィーチャーフォンユーザー各400名から有効回答を得た。
同調査結果によると、全体的にスマートフォンにプリインストールされたアプリは“便利だと思う”とする回答が約9割に達するなど、端末へのプリインストールを狙うアプリベンダー必見の結果となっている。しかし、どのアプリでもユーザーはウェルカムだというわけでもない。現実にはプリインストールされたアプリで利用頻度が高いのは、GREEやmixi、TwitterなどのソーシャルゲームやSNSのアプリや地図アプリ、Youtubeなどの動画アプリとなっている。
そして、電子書籍アプリについては、全体の28%が“利用していない”アプリに挙げ、トップとなっているのが目を引く。利用していないアプリのトップ3は、電子書籍のほか、「着うた・着うたフル」(26.5%)、商品などのキャンペーンサイト」(25%)だ。たまたまプリインストールされた電子書籍アプリがユーザーに合わなかった可能性も考えられるが、ダウンロードしたアプリのランキングでも電子書籍アプリはどちらかといえば下位に属しており、全体的にスマートフォンでの電子書籍閲覧があまりユーザーから支持されていないという結果が読み取れる。
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