欧州の電子書籍関係者の間でオープンソースCMS「substance」が話題になっている。
オーストリア生まれのオープンソースCMS「substance」が、欧州の電子書籍関係者の間で話題になっている。
substanceは、一般的なWebワープロソフトのような画面デザインだが、ここ数年シリコンバレーで人気のあるNode.js/CouchDBの上に“グラフ理論”系の設計で開発。裏側ではさまざまなコンテンツ要素を「ノード」とみなし、ノード間のリンクの塊を1つのドキュメントとみなすことで、複数の編集者ユーザーが1つのドキュメントに対しておのおの自由に執筆したり、目次生成・脚注・コメント・編集できる。
制作したドキュメントを逐次EPUBで出力する機能もあり、さらにデザイン強化されたバージョン「0.4.0」がまもなくリリース予定だという。今後の動向が注目される次世代電子出版システムの1つだ。
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