Amazon Kindle Touch(Free 3G+Wi-Fi版)レビュー開封と気になる日本語対応や新機能など(3/3 ページ)

» 2011年12月03日 10時00分 公開
[代助,ITmedia]
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スクリーンキャプチャが可能

 キャプチャしたい画面でホームボタンを長押ししながらスクリーンを軽くタップ(うまくできない場合はスワイプの方が確実)し、一呼吸置いてからホームボタンをはなします。これで完了です。画像はGIF形式でUSBストレージの一番上の場所に保存されます。

広告機能付きのKindleとは

 Kindleには広告が配信される代わりに端末代が割安になるタイプが存在します(米国内限定)。どんなものかと興味があったので今回は“with Special Offers”という広告付きタイプを購入してみました。広告は電源オフした際のスクリーンセーバーとホーム画面の下部に表示され、電源オン/オフの都度入れ替わります。書籍データの表示画面では表示されません。思ったよりジャマではありませんが次の機会では広告なし版を選ぶと思います。

Kindle Touchのファームウェアバージョン

 本稿執筆時点のKindle TouchのファームウェアバージョンはKindle 5.0.0(1370280073)でした。Kindle 4はKindle 4.0(最新版は4.0.1)です。

日本でも使用可能な3G回線

 現在、米国版のみしかリリースされていませんが、3G回線に接続可能でした。恐らくKindle 2、Kindle 3同様にAT&Tの国際ローミングでドコモまたはソフトバンク回線を利用しているものと思います。ただし、Kindle Touchからは米Amazonの正式発表の通り、3G回線経由ではWhispernetおよびSNSのShare機能などは利用できますが、Webブラウザ利用時にはWi-Fi接続を求められます。

3G接続中のステータスバー
W-Fi接続中のステータスバー

総務省の技適通過済み

 本体裏面を見てみると総務省の技術基準適合証明を受けていることを示すマークが刻印されていました。検索してみるとMaywood LLCという名義で今年の8月には通過していたようです。そのほかにもカナダ、ヨーロッパ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々の認証が刻印されていますので、今のところ米国内に限定されている発送も徐々にその他の国々へ展開されるものと推測されます。

Kindle 4/Kindle Touch/Kindle Fireの比較

 Kindleシリーズのスペック比較と代表的なFAQは以下のサイトで詳しく紹介されています。

【Kindle】Amazon Kindle 3・4・Touch FAQ 【まとめ】 | をぢの日記

最後に

 ファーストインプレッションとしては非常に気に入りました。Kindleの電子ペーパーとタッチスクリーンの組み合わせがこんなに快適だとは思いませんでした。iPadなどのタブレット端末により、タッチスクリーンに慣れてしまうと、ついついKindleのスクリーンにもタッチしてしまい、何も反応しないという経験をされた方は結構いるのではないでしょうか? このKindle Touchはそんなユーザーが待ちに待った最高傑作だと言えるでしょう。

 日本語表示で一部違和感があるところも残っていますが、米Amazonと日本の出版社との交渉がいよいよ大詰めを迎えているような報道もされておりますので、そうなれば米国以外の国々でも販売可能になるでしょうし、そのときにファームウェアアップデートで修正してくれるのではないかと思います。また、今のところメニューや日本語変換はありませんが、これについても徐々にローカライズが進んでくれるのではないかと期待しています。

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