Overdrive、Test Driveという名称の電子書籍貸出プログラムを発表

» 2011年12月01日 15時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 Overdriveは、「Test Drive」という名の新たな電子書籍貸出プログラムを発表した。同プログラムにより、図書館利用者は図書館から電子書籍リーダーやタブレットを借りることができるようになる。

 この新プログラム向けにOverdriveが認定した最初の電子書籍リーダーはSonyのPRS-T1。認定を受けるには、図書館の電子書籍カタログへの準拠、Wi-Fiによるダイレクトチェックアウト、オンボードブラウザあるいはアプリ経由での電子書籍ダウンロード、DRMによるコピーライト保護、出版社の許諾条件が要求するルールに従った貸出方法などの要件をクリアする必要がある。このほかにも、ハードウェアの耐久性、簡便な操作性、バッテリーの持続時間、パフォーマンスなどの有用性要素まで含めた使い勝手なども検証された上で認定されるようになっている。

 Sony PRS-T1はWi-Fiが利用できる電子書籍リーダーで、Overdriveのアプリケーションがデバイスそのものに組み込まれている。書籍を借りることができるだけでなく、ソニーから書籍を購入することもでき、GoogleBooksのエコシステムを利用できる。

 Overdriveは貸し出し対象となるカラー書籍の選定も進めているので、2012年には幾つかのタブレットもこの輪に加わることになるだろう。同社は児童書、グラフィックノベル、料理本など画像が豊富なタイトルもこのプログラムで提供するつもりでいる。

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