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» 2011年11月19日 14時00分 UPDATE

モリサワ、「MCBook」をバージョンアップ――EPUB書き出しや音声同期に対応

モリサワは、定評のある電子出版ソリューション「MCBook」をバージョン4.0にアップデート。音声同期やEPUBファイル書き出しなどの機能を追加した。

[西尾泰三,ITmedia]

 モリサワは、定評のある電子出版ソリューション「MCBook」をバージョン4.0にアップデートした。既に契約しているユーザーは無償でバージョンアップ可能。

 今回のバージョンアップでは、「音声同期」「注釈機能」「EPUBファイル書き出し」などの機能を新たに追加。音声同期は、書籍の内容を音声で読み上げるコンテンツを作成するときに利用するもの。再生すると音声に合わせて、本文の文字色が変化し、今どこを読み上げているのか視覚的に分かりやすくなっている。こうした音声同期はEPUB 3でもSMILを利用することで実現できるが、それらが登場してくるのはもうしばらく先だと考えられ、その点で一日の長がある。

tnfigmo2.jpg 書籍の内容を音声で読み上げるオーディオブックの製作を可能にする音声同期機能(出典:モリサワ)

 9月に講談社からリリースされたiOS向け電子書籍アプリ「僕とツンデレとハイデガー」では、これらの新機能が使われており、AKB48の市川美織さんが本文を朗読しているのも音声同期機能によるものだ。

 同社のMCBookは、AdobeのInDesignや同社の組版ソフト「MC-B2」で作成された組版データから、iOS/Android用の電子書籍アプリ(ストア型含む)を製作するソリューション。電子書籍コンテンツ変換ソフト「MCBook Maker」、iOS用電子書籍アプリ生成ソフト「MCBook iPhone Builder」、Android用電子書籍アプリ生成ソフト「MCBook Android Builder」、校正支援ソフト「MCBook Shot」の4ツールで構成されている。作成した電子書籍アプリは、細かいところまでよく作り込まれて市場からの評価も高い「MCBookビューア」と、高品質のモリサワフォントにより、読書体験を快適なものとしている。

 MCBookは年間ライセンス5万400円(1ライセンスで3台までインストール可能)で提供され、有料アプリの販売価格の5%をロイヤリティとして支払うモデルを採っている。

tnfigmo1.jpg MCBookビジネスモデル(出典:モリサワ)

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