E Inkディスプレイの弱点と言われ続けてきた画面の書き換えを高速化する技術を搭載した電子書籍リーダー「Cybook Odyssey」がいよいよ市場に登場する。
フランスを拠点とするBookeenは、電子書籍リーダー「Cybook Odyssey」を11月22日に150ユーロ(約1万5500円)で販売開始すると発表した。BookeenのWebサイトと小売パートナーで11月10日から先行予約を開始している。同製品は、同社の特許技術「High Speed Ink System(HSIS)を搭載した最初のデバイスとなる。
Cybook Odysseyはタッチスクリーンの6インチE Ink Pearlディスプレイを備え、800MHz Cortex A8プロセッサを搭載する。Amazon、Sony、KoboがFreescaleと提携してカスタムチップを開発したのと同様に、BookeenはもTIと共同でプロセッサを開発した。
Cybook Odysseyには100冊(30冊以上が英語)以上の電子書籍がプリインストールされる。この技術の結晶はその瞬時に機能する人間工学に基づくインタフェースにより間違いなく電子書籍デバイスに革新を起こすだろう。
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