7インチディスプレイを搭載するSamsung電子の「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」は、2010年冬モデルで登場した「Galaxy Tab」の後継モデル。OSはAndroid 3.2へと進化しており、タブレットに最適化されたUIも利用できる。また音声通話も可能だ。
ドコモの2011年冬モデルとして登場するSamsung電子の「Galaxy Tab 7.0 Plus SC-02D」は、7インチパネルを採用するAndroidタブレット。2010年冬モデルの「Galaxy Tab SC-01C」の後継モデルであり、ディスプレイサイズはそのままに、より薄く軽くなり、OSもタブレット仕様のAndroid 3.2(Honeycomb)になった。
タブレット用Android OSは本来通話機能に非対応だが、SC-02Dでは3G通話機能も搭載されている。またLTEには対応しない。説明員によると「7インチという画面サイズもあり、価格も含めて手軽さを重要視した結果」のためだという。
SC-02Dの前面はほかのAndroid 3.x搭載端末と同じように、前面に物理的なボタン類が一切無い。前モデルのSC-01Cにあったタッチセンサーも無くなった。10インチクラスのAndroidタブレットが横長画面で利用することを前提にしているが、本機はロゴの配置からも分かるように縦長画面での利用を基本に据えている。説明員によれば、7インチクラスだと片手でも保持できるため、縦長画面での利用が多いという。
背面の左上部には有効310万画素のアウトカメラとLEDライトを装備。こうしたレイアウトは、SC-01Cと同じで、カメラのスペックもほぼ同等だ。背面から見ると、エッジ部が丸みを帯びたデザインになったのがはっきりと分かる。背面カバーは固定されており、バッテリーが交換できない点もSC-01Cと同じだ。
端末の上面には通話利用も可能なイヤフォンマイク端子(ステレオ)と、内蔵マイクを装備。内蔵マイクはスピーカーフォン利用時に声を拾うもので、SC-01Cでは側面だったが、本機では上面に移動した。前面上部右側には有効190万画素のインカメラがレイアウトされている。底面には、Samsung独自の外部接続端子があり、充電とUSB端子への変換を行なう。
SC-01Cと比較すると、SC-02Dのサイズは幅で1ミリ高さで3ミリ大きくなった。厚さは2ミリほど薄くなっている。見た目や持った感じはあまり変化がなく、よりスリム化した印象だ。側面の色がシルバーに変更され、背面に向かって絞りこまれる形状になった。そのため指かかりが良く、片手でも持ちやすい。この絞り込みのせいか、手にするとサイズ以上に薄くなったと感じられる。重さも、SC-01Cの382グラムから345グラムへと、1割ほど軽量化された。
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