写真で解説する「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」話せる“Honeycomb”タブレット(1/3 ページ)

7インチディスプレイを搭載するSamsung電子の「GALAXY Tab 7.0 Plus SC-02D」は、2010年冬モデルで登場した「Galaxy Tab」の後継モデル。OSはAndroid 3.2へと進化しており、タブレットに最適化されたUIも利用できる。また音声通話も可能だ。

» 2011年11月01日 20時45分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 ドコモの2011年冬モデルとして登場するSamsung電子の「Galaxy Tab 7.0 Plus SC-02D」は、7インチパネルを採用するAndroidタブレット。2010年冬モデルの「Galaxy Tab SC-01C」の後継モデルであり、ディスプレイサイズはそのままに、より薄く軽くなり、OSもタブレット仕様のAndroid 3.2(Honeycomb)になった。

 タブレット用Android OSは本来通話機能に非対応だが、SC-02Dでは3G通話機能も搭載されている。またLTEには対応しない。説明員によると「7インチという画面サイズもあり、価格も含めて手軽さを重要視した結果」のためだという。

photophoto ほかのAndroid 3.0搭載製品同様に前面にボタン類は一切無く、SC-01Cでは下部に存在したタッチセンサーも無くなった

photo SC-02Dの背面

 SC-02Dの前面はほかのAndroid 3.x搭載端末と同じように、前面に物理的なボタン類が一切無い。前モデルのSC-01Cにあったタッチセンサーも無くなった。10インチクラスのAndroidタブレットが横長画面で利用することを前提にしているが、本機はロゴの配置からも分かるように縦長画面での利用を基本に据えている。説明員によれば、7インチクラスだと片手でも保持できるため、縦長画面での利用が多いという。

 背面の左上部には有効310万画素のアウトカメラとLEDライトを装備。こうしたレイアウトは、SC-01Cと同じで、カメラのスペックもほぼ同等だ。背面から見ると、エッジ部が丸みを帯びたデザインになったのがはっきりと分かる。背面カバーは固定されており、バッテリーが交換できない点もSC-01Cと同じだ。

photophoto 上面には通話利用も可能なイヤフォンマイク端子と内蔵マイクを装備(写真=左)。底面にはSC-01C同様にSamsung電子独自の外部接続端子を装備。左右は外部スピーカー(写真=右)

 端末の上面には通話利用も可能なイヤフォンマイク端子(ステレオ)と、内蔵マイクを装備。内蔵マイクはスピーカーフォン利用時に声を拾うもので、SC-01Cでは側面だったが、本機では上面に移動した。前面上部右側には有効190万画素のインカメラがレイアウトされている。底面には、Samsung独自の外部接続端子があり、充電とUSB端子への変換を行なう。

photophoto SIMスロットとmicroUSBスロットは左側面。SC-01Cの右側面から移動したが、使い勝手に特に影響はないだろう(写真=左)。右側面には上から電源スイッチ、ボリューム、赤外線ポートが並ぶ。なお赤外線ポートはオプションのリモコンを利用するためのもので、アドレス帳の送受信などには対応していない(写真=右)

photophoto 側面の端子カバーを開けたところ(写真=左)。左が先代の「GALAXY Tab SC-01C」。パッと見でサイズの変化はほとんど分からない。OSの変更に伴って下部のボタン(タッチセンサー)は排除されている(写真=右)

 SC-01Cと比較すると、SC-02Dのサイズは幅で1ミリ高さで3ミリ大きくなった。厚さは2ミリほど薄くなっている。見た目や持った感じはあまり変化がなく、よりスリム化した印象だ。側面の色がシルバーに変更され、背面に向かって絞りこまれる形状になった。そのため指かかりが良く、片手でも持ちやすい。この絞り込みのせいか、手にするとサイズ以上に薄くなったと感じられる。重さも、SC-01Cの382グラムから345グラムへと、1割ほど軽量化された。

photo 底面も機能的なレイアウトは同じ。コネクタの位置から、先代用の卓上ホルダも使えそうだが、ボディが薄くなっているので収まりは悪くなりそうだ

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