直木賞作家の志茂田景樹氏は、jig.jpが提供するソーシャル電子書籍リーダーサービス「ツイパブ(β)」向けに書き下ろした連載小説「原発が近い町」を公開した。
jig.jpは、同社が提供するソーシャル電子書籍リーダーサービス「ツイパブ(β)」で、直木賞作家の志茂田景樹氏が書き下ろした連載小説「原発が近い町」の配信を開始した。特別な料金は不要。
同書は、東日本大震災を題材にした作品で、同サービスのために書き下ろした実験的作品。現在、第1章「迫る黒い壁の恐怖」が公開されており、約2週間ごとに続章を発表予定。同作品を読むには志茂田氏のTwitterアカウントをフォローしておく必要がある。
jig.jpの提供するツイパブ(β)は、Twitterおよびクラウドストレージサービスの「Dropbox」と連携し、フォロワーに対して作品を公開できるWebアプリベースの電子書籍リーダーサービス。アプリなどのインストールなしにブラウザ上で作品を読むことができ、ブラウザを搭載するデバイス全般から利用可能なことや、早くからEPUBを全面採用していることが特徴。同社はソーシャルリーディング&パブリッシングを可能にするサービスとしており、このコンセプトに共感した志茂田氏がこの輪に加わったもの。大物作家が同サービスのために作品を書き下ろすのはこれが初となる。
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