EPUBなどでリッチな表現を可能にするためのノウハウが詰まった「HTML5 for Publishers」が米O’Reilly Mediaから無料で刊行されている。
先日IDPFの最終推奨仕様となったことで、いよいよ完成した電子書籍の国際標準フォーマット「EPUB 3」。日本の組版事情もかなりサポートされた同フォーマットに注目している出版関係者は少なくないだろう。
しかし、これを現場で使うには、まだまだ課題が多いのも事実。まして、EPUB 3の特徴をフルに生かしたようなリッチな電子書籍を製作するノウハウはまだどこも十分に蓄積されていない。
そんな中、技術書出版大手の米O’Reilly Mediaから1冊の電子書籍が刊行された。そのタイトルは「HTML5 for Publishers」。今注目を集める領域を扱うタイトルが何と無料で提供されている。フォーマットはEPUB、PDF、そしてKindle向けのMOBIから好きなフォーマットでダウンロードできる。
同書は、電子書籍の制作者に向けた内容となっており、特にHTML 5と電子書籍という観点からの概要がまとめられている。章立ては大きく4章。各章では以下のような内容について解説している。
EPUB 3に注目している方などは一読しておきたい。
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