アンケートハガキの送付で電子書籍をプレゼント アイドックの「i読」

雑誌などの愛読者カードと電子書籍を組み合わせるサービスをアイドックが発表した。

» 2011年10月21日 14時23分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 DRMソリューションを手掛けるアイドックは10月21日、愛読者カード運営代行サービス「i読(あいどく)」を開始した。

 愛読者カードは、書籍や雑誌に同梱・とじ込みされるアンケートハガキの総称。出版社の中にはこれを活用して編集方針を定めることも少なくなかったが、戻ってくる愛読者カードが少なく、整理集計に手間が掛かる点などが影響し、活用される度合いは一部のケースをのぞけば減少傾向にある。

 i読では、返信者のみ閲覧できる特典コンテンツを用意することで、愛読者カードを活性化するサービスで、回収から集計、読者へのコンテンツ提供などを代行する。特典コンテンツとして想定されているのが電子書籍などの電子コンテンツで、購入した書籍の電子版、お宝写真やページの都合でカットされた記事、著者のインタビュー動画などを提供することを提案している。コンテンツは同社のDRMで保護される。

 具体的な流れとしては、愛読者カードのメールアドレス欄に書かれたメールアドレスに対して、アンケートフォームのURLを送付。アンケートに回答すると電子コンテンツのダウンロードURLが表示されるというもの。

 初期費用・月額固定費は不要で、はがき1枚につき100円。この仕組みで電子コンテンツの販売などを行う場合は課金手数料などを差し引いた額から25%がサービス利用料となる。

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