ケータイ小説が音声朗読+挿絵付き電子書籍に進化――電子書籍星の砂文庫

宇都宮ケーブルテレビが運営するケータイ小説&コミック投稿サイト「星の砂」の作品を音声朗読と挿絵付きで電子書籍化して販売する「電子書籍星の砂文庫」をオープンした。

» 2011年10月07日 16時35分 公開
[西尾泰三,ITmedia]
電子書籍星の砂文庫

 宇都宮ケーブルテレビは10月7日、全国のケーブルテレビ局では初となる、電子書籍販売サイト「電子書籍星の砂文庫」をオープンした。

 電子書籍星の砂文庫は、同社が運営するケータイ小説&コミック投稿サイト「星の砂」で優秀賞または入賞となった作品を電子書籍化して販売するサイトで、作品の価格帯は200円〜300円。PCのほか、Android端末向けにアプリが用意され、現時点で17作品が販売されている。

Androidアプリも

 最大の特徴は、作品には音声朗読と挿絵が付くこと。星の砂で入賞した作品に、一般から募集した音声朗読と挿絵を加えた電子書籍とすることで、ケータイ小説からの進化を見せた。なお、売り上げ配分は、作者40%:朗読10%:挿絵10%:宇都宮ケーブルテレビ40%とし、初年度の売り上げで2760万円を、3年後には2億7600万円を目指すとしている。今後は一般作品(私小説、サークル活動など)の電子書籍化も安価で請け負う予定。

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