シャープ、GALAPAGOS 5.5インチおよび10.8インチタブレットに幕引き海外はどう見たか

シャープが昨年12月に発売したメディアタブレット「GALAPAGOS」2機種を9月30日で販売終了すると発表したことは、海外ではどのように受け止められているのだろうか。

» 2011年09月25日 00時00分 公開
[Sovan Mandal,Good e-Reader Blog]
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 最適化したものだけが生き残り、できなかったものはすべてゲームから淘汰される。それが自然のシンプルなルールで、最近その適用を受けて淘汰されたのはシャープのGALAPAGOSの5.5インチおよび10.8インチタブレットだ。

 しかし、これは驚きではないし、タブレットが窮地に追い込まれるのはこれが最初でもなければ最期でもない。しかし、シャープがタブレット唯一のラインアップに経営資源とエネルギーを集中し続けると述べたことで、7インチのデバイスは生き残った。

 シャープは両タブレットが「デザインされた目的を果たした」と述べてその動きを正当化した。その目的が果たして何だったのかはシャープにしか分からないが、両タブレットはシャープが望んだほど売れなかったのかもしれない。

 また、シャープは電子書籍を読むために適したデバイスとして自社のタブレットを宣伝しており、タブレットセグメントに対して異なるアプローチを採っている。

 「われわれは電子書籍向け市場は成長し続けると信じている。われわれはそのセグメントでビジネスを継続する」とシャープの複数の情報ソースが明かした。

 興味深いことに、シャープはそれらのデバイスを電子書籍リーダーと見なしておらず、タブレット自体はさまざまなタスクを処理できる。例えば、動画、音楽ファイルを再生したり、インターネットを閲覧したり、ゲームをしたりといった具合だ。よって、シャープは電子書籍を読むことに特に重点を置きつつ、そのタブレットを完全なエンターテイメントデバイスとして位置付けているようだ。

 ところで、こちらが7インチのシャープGALAPAGOSタブレットだ。前面には1024 x 600ピクセルのディスプレイを備えている。今や、なじみ深い1.2 GHz NVIDIA Tegra 2コアプロセッサが1GバイトのRAMと結合されて仕事をこなす。内部メモリは8Gバイト、全体を仕切るのはAndroid 3.2 Honeycombだ。

 また、出来事全体のポジティブな側面はシャープがまもなく米国向けのGALAPAGOSタブレット発売を計画していることだ。

the inquirerより

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