AKB48が朗読する「僕とツンデレとハイデガー wanna be Fresh Lemon Edition」

「デカルトが高慢なお嬢様」「ニーチェがヤンデレ」「ハイデガーが黒髪ロングの委員長」といった設定も話題の哲学小説をAKB48が朗読する。

» 2011年09月14日 15時16分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 学生時代、国語の授業で気になるあのコが先生に当てられて、一生懸命に朗読する姿にドキドキした経験をお持ちの男性諸氏。あのころのときめきを感じられる電子書籍が登場した。

 それが、講談社から9月14日にリリースされたiOS向け電子書籍アプリ「僕とツンデレとハイデガー wanna be Fresh Lemon Edition」。この作品は、悩める主人公が、美少女の同級生として次々と顕現する7人の哲学者たちから哲学講義を受け、大人になっていくという哲学小説。「デカルトが高慢なお嬢様」「ニーチェがヤンデレ」「ハイデガーが黒髪ロングの委員長」といったいかにも現代的な設定はともかく、西洋近代哲学をかみ砕いて解説した内容は、「もしドラ」のようなヒット作になるかもしれない注目の一作だ。

著名な哲学者がなぜか女子高生に。しかし語られる内容は本格的だ

 9月15日から販売される紙書籍に選考して登場した電子書籍アプリでは、「フレッシュレモンになりたいの〜」という特徴的なキャッチフレーズでも知られるAKB48の市川美織さんが本文(第2章)を朗読するというおまけつき。51分30秒のボリュームで、一生懸命にスピノザの章を朗読する市川さんの声に、懐かしい国語の時間が想起されるだろう。

 価格は1200円だが、9月28日まではキャンペーン価格の900円で販売される。また、.book形式の電子書籍も各電子書籍ストアで販売予定。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.