英国のThe Guardianが、Android向けに公式のニュースアプリを発表した。このリリースにより、同社のコンテンツを利用する開発者に影響が出るかもしれない。
The Guardianは全世界の顧客が入手可能なAndroid向け無料アプリケーションを発表した。
The GuardianのiOS向けアプリは無料ではなく、多くの企業はAppleのエコシステムでコンテンツをうまくマネタイズしてきた。同社は1月に購読モデルを見直し、さまざまなレベルのアクセスを提供している。英国のニュース提供者である同社は購読者ベースは6万7000人を超えると主張している。
新たなAndroidアプリは、英国と英国外の顧客ベース向けに完全無料で提供される。ニュース記事内に掲載される小さなバナー広告がこのモデルを維持するだろう。
このニュースアプリの素晴らしい点の1つは、読書体験の調整を可能にする膨大なカスタマイズオプションにある。アプリ起動直後のホームページには同紙の任意のセクションを割り当てることができる。すべてのカテゴリー、フォトギャラリー、最新の動画を閲覧することもできる。
これは完全に公式で、Androidアプリとしては初めてのThe Guardianになる。過去には、API経由で同社のニュースはさまざまな形で配信されてきた。RSSフィードや独自開発のシステム経由でコンテンツを抜き出し、既存の開発者がそれをマネタイズしてきたわけだが、今回の公式アプリのリリースが同社のコンテンツを利用する開発者にどう影響するかは分かっていない。
Copyright© 2015 Good E-Reader. All rights reserved.
(翻訳責任について)
この記事はGood E-Readerとの合意の下でアイティメディアが翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。記事内容に関するお問い合わせは、アイティメディアまでお願いいたします。