Liberty Media、Barnes & Nobleに投資

「われわれはLiberty Mediaよりも優れた戦略的投資家を見出すことができなかった」――Barnes & Nobleの1200万株を購入したLiberty Mediaは何を得ることができるだろうか。

» 2011年08月21日 00時00分 公開
[Michael Kozlowski,Good e-Reader Blog]
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 多くの協議の末にLiberty MediaがBarnes & Nobleの1200万株を購入し、16.6%の出資を行うことを決定した。奮闘する書籍小売は2億4百万ドルを超える流動性資本投資を受けた。

 5月はじめにLiberty MediaはBarnes & Nobleを10億ドルで買収し、同社の経営立て直しを図ることを望んだ。もともとの取引が成立しなかったのは明らかだが、それは戦略的提携の問題だった。

 Barnes & Nobleの強みは、同社をBordersが経験したような究極的な終演から救った電子書籍と電子書籍リーダーの技術だ。NOOKに連なる電子書籍リーダーは同社にとってとどまるところを知らないほどの成功であり、同社のトップセラーであり続けている。

 Barnes & Nobleの取締役会長、レオナルド・リッジオ氏は「われわれはLiberty Mediaよりも優れた戦略的投資家を見出すことができなかった。同社の投資はわれわれのビジネス全般に対する強い裏づけであり、追加資本はわれわれのデジタル戦略の爆発的成長をさらに加速させるだろう」と述べた。

 「米国の一流書店として、また同社のデジタルワールドでの成長機会について、われわれはBarnes & Nobleの見通しに興奮している」とLiberty Mediaの取締役会長であり、CEOのグレッグ・マッフェイ氏は述べた。「この投資はBarnes & Nobleに双方にとって魅力的な条件でビジネスを成長させるための資本を提供し、われわれは双方の株主に対して利益を生み出すためにBarnes & Nobleの成功を形作る上で意味のある役割を果たすことができる」。

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