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» 2011年08月19日 17時26分 UPDATE

インディー作家とソーシャルメディア

簡単かつパーソナライズされた電子自主出版形態が登場したことは、一方で自著を宣伝するために多くの労力を割くつもりでいなければならないことも意味している。作家はソーシャルメディアをどう利用すべきか。

[Mercy Pilkington,Good e-Reader Blog]
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 先日開催されたHarriette Austen Writer's Conferenceでは、電子および自主出版に興味のある作家を歓迎するムードに包まれており、今日の作家が採り得る選択肢のほか、著作が出版された場合に、それを宣伝するのにキーとなる幾つかの要素などが、講演という形で参加者に説かれた。MacGregor Literaryの著作権代理人、アマンダ・ルデク氏は、すべての作家のキャリアに対するソーシャルメディアの重要性について講演を行っている。

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 ルデク氏は、著書をすでに自主出版している作家が成功する可能性について質問されたとき、「インディー作家と会って、その人の代理人となる可能性があるとき、『著書を自主出版して、5000部売りました』という言葉をむしろ聞きたいです。なぜなら、それは作家がマーケットに自身を売り込む術を理解していることを意味するのだから」と答え、次のように続けている。「それがファンを持つ作家というものであり、ファンの数を出版社に示すことができるということは、後に原稿を従来式の方式で出版するのに大いに役立つでしょう」。

 「ソーシャルメディアを利用する作家は、どんな形かは分かりませんがキャリアを確立する人となるでしょう。彼らは本物です」(ルデク氏)

 ルデク氏は、簡単かつパーソナライズされた電子自主出版形態の登場が、従来の書籍を出版してきたマーケットを狭小化させたと話す。このことは、作家が自著を宣伝するために多くの労力を割くつもりでいなければならないことも意味している。ルデク氏の代理店は、自身がエージェントとなり書籍の電子出版を推進する著作権代理店がこのところ増えていることに気がついているが、それらは従来の出版で居場所を見いだせていない。

 「ある作家にとってソーシャルメディアとは、口コミを発生させ自分の読者のニーズを満たす方法を見出すことがすべてです」とルデク氏は続ける。彼女の講演は、すべての作家に対し、オンライン上での存在感とネットワーキングの種類を伝えるのが目的だった。

 「わたしは自分が何をしているのかを業界人に示すためにFacebookを利用しています。なぜなら、自分のテーマを明示するためにFacebookページを利用しているからです。しかし、作家は、それがFacebookであれ、Goodle+であれ、Twitterであれ、あるいはそのほかの手段であれ、自分にとって効果的なチャネルを選択しなければなりません。作家が自分のネットワークで読者に価値を提供できないなら、複数のソーシャルメディアで自分を確立するのに時間を掛けてもそれは無駄なことです。はじめに1つを選んで、精力的に更新しましょう。そうすれば、読者――と業界人――は、どこで作者とその著作物を探せばいいか分かるでしょう」。

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