Microsoftは、2000年ごろからWindows PC/Windows Mobile向けに提供していた電子書籍ビューワ「Microsoft Reader」のサポートを来年で打ち切ることを発表した。
米Microsoftは8月15日(現地時間)、同社が2000年ごろからWindows PC/Windows Mobile向けに提供していた電子書籍ビューワ「Microsoft Reader」のサポートを来年で打ち切ることをサイト上で発表した。
Microsoft Readerは、2000年前後のPDA電子書籍ブームの折りに、Palm(当時)やAdobeを追撃するためにMicrosoftが投入した電子書籍ビューワ。日本国内では、紀伊國屋書店と提携することで電子書籍ビューワのデファクトを目指した時期もあったが、Microsoft自体が電子書籍市場から撤退した後はほとんどメンテナンスモードに置かれ、関係者からも忘れられた存在となっていた。
今回の処置により、Microsoft Reader形式(.lit形式)の電子書籍作品は今年11月8日から新規購入ができなくなり、ユーザーサポートも2012年8月30日で打ち切られる予定。
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