新たなSonyの電子書籍リーダーFCCに到達

「PRS-T1」というソニーの新しい電子書籍リーダーが、Amazon陣営に切り込むためのデバイスであるとするなら、機能面でも価格面でもかなり似通ったものになるのではないだろうか。

» 2011年08月02日 11時00分 公開
[Sovan Mandal,Good e-Reader Blog]
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 ソニーは新しい電子書籍リーダーを隠し持っており、そのデバイスはすでにFCCを通過している。しかし、FCCの審査を待つ間、たいていさまざまなことはなぞめいており、最新のソニーの電子書籍リーダーも例外ではない。よって、われわれが現在FCCのリストで「PRS-T1」と呼ばれる電子書籍リーダーについて知っていることはほとんどない。また、デバイスは802.11n Wi-Fi機能を搭載しており、電子書籍リーダーがソニーのブックストアからただ書籍をダウンロードするよりずっと多くのことを提供すると多くの人が信じるようになった。

 新たなソニーの電子書籍リーダーはメール、動画およびビデオの再生機能とWebブラウザのような機能を備えているかもしれない。しかし、モデル名のTはデバイス上のタッチスクリーンインタフェースに関係しているのではないかといった単なる推測もある。以前からソニーはAmazon Kindleと直接競合する電子書籍リーダーを用意するかもしれないとうわさされていた。よって、PRS-T1はソニーが電子書籍リーダー戦争のまさにAmazon陣営に切り込むためのデバイスであれば、確実に150ドルを目標にするかそれより低価格でなければならない。また、デバイスが戦略的価格の電子書籍以上の何かを提供するのであれば、Barnes & NobleのNook Colorのようなそのセグメントの競合製品が確実に懸念すべき何かを備えている。

 いずれにしても、電子書籍リーダーは8月に発売される予定なので、それが動作しているのを目にするまで、長く待つ必要はない。

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