Motorola、XOOMの価格を値下げ

国内発売から3カ月ほどしか経っていないが、すでに初期の熱狂は失われてしまったようだ。国内では2製品目のAndroid 3.0タブレットとして華々しく登場したXOOMは、値下げで消費者の心をつかもうとしている。

» 2011年07月12日 00時12分 公開
[Sovy,Good e-Reader Blog]
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 Android Honeycombを搭載した世界初のタブレットは多くの期待とともに到来したが、価格があきれるほど高かったため、タブレットが生みだした初期の熱狂が間もなく消え去るまでそれほど時間は掛からなかった。しかし、Motorolaは現在、さらなる被害の波及を抑えようとしているようで、その第一段階として、Xoomタブレットの32GバイトWi-Fiモデルの価格がMotorola Mobilityにより米国市場で599ドルから499ドルに値下げされた。台湾市場では、同モデルが19800台湾ドルから16900台湾ドルに値下げされている。

 多くの人々が、Motorolaによるこの価格値下げを、ASUSのタブレットPCのエントリーモデルで米国市場での価格がちょうど399ドルのEee Pad Transformerに対抗するためのものだと考えた。

 今年後半にiPad3およびGoogleの次世代OS、Ice Cream Sandwichの発表が控えていることを考えると、これはXOOMに限った話ではなく、古いモデルが山と積まれる状況を回避するためにほかのメーカーからもさらなる価格値下げが予期されている。

 XOOMの話に戻ると、この値下げはHoneycombタブレットの売り上げを加速するため同社が採った必死の試みとも考えられる。Motorolaは発売から2カ月でちょうど10万台を売り上げた一方、2011年の第一四半期で合計25万台を売り上げたとリポートしている。

 これらのことを考えると、XOOMに対する消費者の関心が増加するか興味深いところだ。

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