東京国際ブックフェアを練り歩いたこれはお得だ

「国際 電子出版EXPO」が開催されている東京ビッグサイトでは、同時に「東京国際ブックフェア」が行われている。新刊書籍を安価に購入できる同展示会を見てきた。

» 2011年07月08日 21時55分 公開
[ITmedia]

最大30%〜70%オフで書籍を購入できる場合も

東京国際ブックフェアの会場

 日本最大規模の「本」に関する見本市が「東京国際ブックフェア」だ。電子出版に特化した専門展である「国際 電子出版EXPO」が、タブレット型端末や電子ペーパー端末などハードウェアの展示をはじめ、技術やサービスなどの紹介が数多く行われるのに対し、東京国際ブックフェアは出版社を中心に紙の書籍の商談が行われ、同時に宣伝や販売促進の場となっている。

 実際に会場を歩くと、各ブースには所狭しと本が並べられており、会場限定の価格で提供されているのが目立った。すべての書籍に適用されるわけではないが、多くの場合で通常の価格より新刊が20%オフで購入でき、中には30%〜70%オフで販売されているところもあった。ブースには出版社の関係者がいるので直接交流ができたり、実際に本を手にとって安価に購入できたりするためか、会場は多くの人でにぎわっていた。

 東京国際ブックフェアは7月10日までの開催(国際 電子出版EXPOは7月9日まで)なので、eBookだけでなく紙の書籍にも興味があるならば、ぜひ足を運んでほしい。なお、以下では会場で目にとまったブースを取り上げている。いずれも7月7日の午後時点での情報であり、割引率などを保証するものではない点には気をつけてほしい。

児童書の共同ブースである「こどもアイランド」。15の出版社が出展しており、多くの書籍が20%オフで販売されていた
小学館は図鑑のNEOシリーズを中心にラインアップをそろえていた。こちらも20%オフのタイトルが多かった
明治書院は、「親子で楽しむ寺子屋」シリーズや「こども論語塾」シリーズをプッシュしていた

こちらは手塚プロダクションブースで、書籍を購入すると「ミニコミ手塚治虫漫画全集」1点と手塚治虫の原画イラストを使用した紙袋がプレゼントされる
ミニコミ手塚治虫漫画全集が展示されていた(全200冊)。1冊のサイズが50(幅)×68(奥行き)×7〜10(厚さ)ミリと非常にコンパクトだ
鉄腕アトムと火の鳥の「《オリジナル版》復刻大全集」も展示中だ

メディアファクトリーは20%オフセールのほか、2012年1月公開予定の映画「マジック・ツリーハウス」をPRしていた
ブースでは、iOS向けの電子書籍ナビゲーションアプリ「ダ・ヴィンチ電子ナビ」の紹介コーナーもあった
今人舎では「オロジーズ」シリーズのまとめ買いセールや、東日本大震災に向けたチャリティー原画展などを実施していた

講談社は一部タイトルの20%オフに加え、同社の文庫40周年キャンペーンを前面に押し出していた
集英社も20%オフセールのほか、「コレクション戦争×文学」の第2回配本(8月5日)を積極的にアピールしていた(こちらは定価販売)
角川グループは定価販売だったが、レジで特製グッズが手渡されていた

河出書房新社は出展作品の20%オフセールを展開。また、ついに完結した全30巻の「世界文学全集」をプッシュしていた
中央公論新社は20%オフセールや東日本大震災 復興支援のチャリティーセール(グッズ販売)も行っていた
ぴあも雑誌や書籍を中心に20%オフを実施中だ(一部対象外のタイトルもあり)

「書物復権8社の会」の展示ブースでは、白水社や紀伊國屋書店などで20%オフのセールを実施していた
アスク出版は、語学テキストや問題集を中心に全品20%オフのセールを行っていた
青幻舎は、全3巻の「北斎漫画BOXセット」や「パラパラブックス」シリーズを前面にアピールしていた

ヤマハミュージックメディアは、出版事業のほかにコンテンツ配信事業も紹介していた
ミネルヴァ書房は全品20%オフのセールを展開。1万円以上の購入で送料無料のキャンペーンも行っていた
エイ出版社は15%オフのセールに加え、特価販売のタイトルも用意されていた

ゆったりとスペースが取られていた文芸社。こちらは書籍全品が20%オフで販売されていた
八木書店と第二出版販売が主催するバーゲンブックでは美術書や写真集、児童書、趣味関連の本が30%〜70%オフで販売中だ
洋書バーゲンコーナーでは、洋書のほかにもクラシックを中心に音楽CDコーナーが用意されていてにぎわっていた

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