電子書籍ブームに沸く米国の出版業界では最近、「estributor(エストリビューター)」なる新しい職業人が台頭しつつあるという。
米国のITニュースサイトTheNextWeb.comによると、電子書籍ブームに沸く米国の出版業界では最近、「estributor(エストリビューター)」なる新しい職業人が台頭しつつあるという。
estributorは、「ebook」「distributor」の2つをかけた造語で、作家のために編集者・作家エージェント・流通業者の役割をまとめて引き受けてくれる万能代理人のこと。米国では、検索エンジンなどですでにこの「estributor」の看板を上げている作家エージェント会社や個人コンサルタントがヒットするようになっており、今後急増する可能性が高いとしている。
記事によるとこの「estributor」という言葉は、もともと電子書籍推進派として有名な作家ジョー・コンラス氏によって生み出されたもので、コンラス氏自身は「estributorに売上15%を引き換えに雑務を任せる、というモデルこそ、電子書籍作家にとってもっとも合理的」と主張している。
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