電子書籍リーダーの普及率がタブレットを上回る――Pew Internet調査

電子書籍リーダーのユーザーは半年で倍増した一方、タブレットのユーザーは3ポイントの増加だった。

» 2011年06月28日 11時54分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 iPadやGalaxy Tabのようなタブレット端末よりKindleやNOOKのような電子書籍リーダーの方が米国では普及している――。米非営利調査機関Pew Research Centerは6月27日(現地時間)、このような調査結果を発表した。

 2011年4月26日〜5月22日に米国在住の2277人の成人を対象に電話で行われたこの調査の結果、2010年11月には調査対象の6%だった電子書籍リーダーユーザーが、2011年5月には12%と2倍に増えたことが明らかになった。一方タブレットユーザーは、2010年11月から3ポイント増の8%だった。

 pew 1 電子書籍リーダーおよびタブレットの普及推移(資料:Pew Research Center)

 なお、電子書籍リーダーの価格帯は100〜200ドル、タブレットは500ドル前後だ。

 電子書籍リーダーとタブレットの両方を持っているユーザーは3%。それぞれの普及率を学歴別でみると、いずれも高学歴であるほど普及率が高く、電子書籍リーダーは大学卒の22%(5人に1人は所有、タブレットは13%が所有している。年収別では、7万5000ドル以上での普及率が前者は24%、後者は17%だった。また、性別では電子書籍リーダーは男性が12%、女性が11%とあまり差がないのに対し、タブレットでは男性が10%で女性が6%と大きな差があることが分かった。

 pew 2 分類別電子書籍リーダー普及率(資料:Pew Research Center)
 pew 3 分類別タブレット普及率(資料:Pew Research Center)

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