Barnes ＆ Nobleが2010会計年度の業績を発表

Barnes ＆ Nobleは2010会計年度の業績を発表。電子書籍／端末などは好調だが、全体では7400万ドル（60億円）の損失となった。直近の第4四半期は、電子書籍の販売点数が紙書籍のそれの約3倍を記録した。

[hon.jp]

　米書店チェーン最大手のBarnes ＆ Nobleは6月21日（現地時間）、2010会計年度の業績を発表した。電子書籍／端末などデジタル関連部門は好調だったが、全体では7400万ドル（60億円）の損失となった。

　総売上高は前年同期比20％増の70億ドル（5600億円）。BN.comの売上高はNOOK eReaderおよび電子書籍などの売り上げ好調を受け、前年同期比50％増の8億5800万ドル（690億円）となった。実店舗の年間総売上高は44億ドル（3530億円）。なお、直近の第4四半期（2011年2月〜4月）は、電子書籍の販売点数が紙書籍のそれの約3倍を記録したという。

　デジタル業界専門の投資会社Libery Mediaからの買収提案については、目下検討中としており、2012年度の業績予想は行わないとしている。