日本で復活を遂げた「WIRED」がサイトを正式オープン。プリント版および特別編集版の電子雑誌の販売も始まった。
コンデネット・ジェーピーとコンデナスト・ジャパンは6月10日、テクノロジー雑誌「WIRED」日本版の販売とWebサイトをオープンした。
WIREDは、1993年に米国で創刊し、発行部数が全世界で毎月70万部を超えるテクノロジー雑誌。同誌の日本版は1994年から刊行されていたが、その後休刊しており、今回は日本におけるWIREDの再出発といえる。
この日からWebサイト「WIRED.jp」が正式オープンしたほか、プリント版の「WIRED VOL.1」の販売が開始された。
WIREDはiPad向けにも定期購読型の電子雑誌アプリを提供しているが、国内では、ソニーの「Reader Store」、シャープとカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)の合弁会社が運営するTSUTAYA GALAPAGOSといった電子書籍ストアで電子版の販売が開始されている。電子版はXMDFベースで制作されており、「ぼくのiPhoneが17人を殺したのか?」「FBI暗号解読捜査官の憂鬱」「ソーシャルという罠――プライバシーが消えてゆく」などプリント版「WIRED VOL.1」から厳選された5つのストーリーをピックアップした116ページの特別編集版として配信されている。
プリント版の価格は480円で、電子版は350円。誌面のボリュームから考えると、プリント版のお得感が強い。
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