BookLive、オリジナル電子雑誌「GEN-SAKU!」を創刊

電子書籍ストア「BookLive!」を運営するBookLiveは、オリジナル電子雑誌「GEN-SAKU!」を創刊した。

» 2011年04月22日 15時03分 公開
[西尾泰三,ITmedia]
夏休みなんかいらない 創刊号は映画監督の金子修介氏が書き起こした青春ストーリー「夏休みなんかいらない」など6作品が並ぶ

 電子書籍ストア「BookLive!」を運営するBookLiveは4月22日、オリジナル電子雑誌「GEN-SAKU!(ゲン‐サク!)」創刊号を配信開始した。価格は299円で、第2号以降は毎月第4金曜日に配信する。

 同雑誌では、映画監督、シナリオライター、ゲーム作家などエンタテインメント業界で活躍するクリエイターが毎号6名程度書き下ろし小説を掲載する。創刊号では、映画「ガメラ大怪獣空中決戦」「デスノート/デスノート the Last name」などを手掛けた金子修介監督の「夏休みなんかいらない」などが掲載されている。

 特徴的なのは、読者アンケートで最下位となった作品は1回休載となる点。その空き枠には別の作品、あるいは休載開けの作品を掲載することで、読者ニーズに沿った誌面を構成するとともに、誌面の新陳代謝を活発にする狙いがある。掲載作品は将来のメディアミックスを想定した構成にしているといい、連載作品を電子単行本化する「GEN-SAKU! BOOKS(仮称)」の刊行も秋ごろに予定している。

 GEN-SAKU!に似た取り組みとしては、講談社BOXなどが手掛ける「BOX-AiR」があるが、新人作家を発掘しようとするBOX-AiRに対し、GEN-SAKU!は世に名が知れたクリエイターを起用し、早期のメディアミックスを狙っている。

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