FLEPia(フレッピア)――富士通フロンテック電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、富士通フロンテック製のカラー電子ペーパー端末「FLEPia」を取り上げる。

» 2011年04月12日 09時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 富士通フロンテック製のカラー電子ペーパー端末。CPUにIntelのXScale、OSにWindows CE 5.0を採用しており、電子書籍のビューワ機能のほか、無線LAN経由でのネット接続、メール送受信、Officeドキュメントの表示、フォトフレーム機能などにも対応する。

 反射式のコレステリック液晶を搭載しており、8型というサイズでありながら約360グラムと軽量なのが特徴。読書ビューワとして「ブンコビューア」「T-Time」の2種類を搭載するほか、「Adobe Reader LE」も搭載する。

 操作は画面下部のボタンのほか、付属のデジタルペンを用いてのメニュー選択やソフトキーボードからの文字入力にも対応。コレステリック液晶の特性上、デフォルトの26万色では描画速度が極端に遅いため、画面のスキャン回数を3回から1回(64色)に落とすことで表示を高速化できる。本体色はホワイト、ブラックの2色をラインアップする。

スペックで見る「FLEPia」

メーカー 富士通フロンテック
国内発売時期 2009年3月
発売時価格 9万9750円
専用/汎用 専用
OS Windows CE
OSバージョン Windows CE 5.0
サイズ(※最厚部) 158(幅)×240(奥行き)×12.5(厚さ)ミリ
重量 約360グラム
解像度 768×1024ドット
ディスプレイ 電子ペーパー
カラー/白黒 カラー
画面サイズ 8インチ
通信方式 IEEE802.11b/g
Bluetooth Ver2.0 + EDR
内蔵ストレージ なし
メモリカードスロット SDメモリーカード
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 約40時間
タッチ操作 対応
対応フォーマット XMDF、.book、Microsoft Word、Excel、PowerPoint、PDF、KeyringPDF、TXT、BMP、JPEG、GIF、PNG、HTML
コネクタ USB(miniB)
電子書籍ストア ふれっぴ屋など
そのほか -
最終更新日2011年4月12日

写真で見る「FLEPia」

右60度傾斜外観CDとの比較 製品本体。液晶は反射型なので明るい場所での閲覧が前提となる(写真=左)/8インチとかなり大柄だが、約360グラムと軽量なので片手で持つことも容易(写真=中央)/サイズはB5よりもひとまわり小さい程度(写真=右)
単体俯瞰左側面右側面 ほぼ左右対称のデザイン。画面下部には操作ボタンが並ぶ(写真=左)/左側面。ストラップホールとSDカードスロット、ヘッドフォン端子を備える(写真=中央)/右側面。ストラップホール、電源ボタン、USBminiBコネクタ、電源コネクタを備える(写真=右)
上面底面裏面 上面。デジタルペンの収納スロットを備える。ちなみに指によるタッチ操作には対応しない(写真=左)/底面。スタンドに立てることを想定しているためか、特に端子はない(写真=中央)/裏面。中央下にリセットボタンがある以外はすっきりしている(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 メニュー画面。電子書籍専用端末というわけではなく、ブラウジングやメール、デジタルフォトフレームなど多彩な機能を持つ(写真=左)/コンテンツ一覧画面。フォルダ分けも可能(写真=中央)/XMDFのコンテンツを表示したところ。ルビなども正しく表示される。文字サイズ、間隔、行間隔、余白などの変更や、縦横書きの切り替えも可能(写真=右)
PDFの表示も可能(写真=左)/無線LANで電子書籍ストアに接続できる。セキュリティはWEPのみ(写真=右)

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