Kindle Keyboard、Kindle Keyboard 3G――Amazon.com電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第3世代に当たるモデルを取り上げる。

» 2011年03月25日 23時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

製品概要

 米Amazon.comが販売する電子書籍端末「Kindle」の第3世代の製品。前年に発売された第2世代の製品に比べ本体の小型軽量化および動作の高速化が図られているほか、日本語表示にも対応するが、メニュー表示は日本語が用意されていない。

 3G対応モデルのみだった第2世代の製品と異なり、本製品ではWi-Fiのみのモデルと、Wi-Fiおよび3Gに対応した2モデルがラインアップされている。Amazon.comのサイト上では前者が「Kindle Wi-Fi」、後者が「Kindle 3G+Wi-Fi」と呼称されていたが、第4世代の製品が登場した後は「Kindle Keyboard」「Kindle Keyboard 3G」という名称に変更され、タッチ対応製品との違いが明確化された。

 本体色はグラファイトで、3G+Wi-Fiモデルにはホワイトも用意される。本体の質感は、金属製の部品を多用した第2世代の製品に比べるとやや劣る。なお、本製品の発売に合わせて、大画面バージョンに当たる「Kindle DX」もグラファイトカラーに改められた。

スペックで見る「Kindle Keyboard、Kindle Keyboard 3G」

メーカー Amazon.com
国内発売時期 2010年8月
発売時価格 189ドル(3G+Wi-Fiモデル)、139ドル(Wi-Fiモデル)
専用/汎用 専用
OS Kindle OS
OSバージョン Kindle OS 3.4
サイズ(※最厚部) 190(幅)×123(奥行き)×8.5ミリ(厚さ)
重量 約247グラム
解像度 600×800ドット
ディスプレイ 電子ペーパー(E Ink)
カラー/白黒 モノクロ16階調
画面サイズ 6インチ
通信方式 802.11 b/g/n、3G(3G+Wi-Fiモデルのみ)
Bluetooth なし
内蔵ストレージ 4Gバイト(ユーザー利用可能領域は3Gバイト)
メモリカードスロット なし
バッテリ持続時間(メーカー公称値) 10日(3G+Wi-Fiモデル)、3週間(Wi-Fiモデル)
タッチ操作 非対応
対応フォーマット AZW、MOBI、TXT、PDF、HTML、DOC、DOCX、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP
コネクタ Micro USB
電子書籍ストア Kindle Store
その他 ZIP圧縮JPEGにも対応
最終更新日2013年5月14日

写真で見る「Kindle Keyboard、Kindle Keyboard 3G」

右60度傾斜外観本体を持った写真CDとの比較 本体色はグラファイトで、3G+Wi-Fiモデルはホワイトも用意される(写真=左)/Kindle 2に比べるとやや丸みを帯びたデザイン(写真=中央/画面はKindle 2と同じ6インチだが、ベゼルが狭いぶん本体サイズはKindle 2より一回り小さい(写真=右)
正面左側面右側面 正面図(写真=左)/左側面。オプションのカバーに取り付けるための穴が2箇所にある(写真=中央)/右側面。従来モデルにあった音量ボタンは底面に移動している(写真=右)
上面底面裏面 上面。従来モデルにあった電源ボタンおよびイヤフォンジャックは底面に移動している写真=左)/底面。音量ボタン、イヤフォンジャック、Micro USB端子、電源ボタンを備える写真=中央)/裏面。全面プラスチックでKindle 2に比べるとややチープ。上部にスピーカーを備える(写真=右)
オプションのカバーを取り付けた状態(写真=左)/オプションのカバーは本体からの電源供給でライトも利用できる(写真=中央/下部キーボード。Kindle 2に比べると上下左右/決定キーなどがコンパクトになったほか、最上段の数字キーが省かれている(写真=右)
メイン画面コンテンツ表示画面 起動直後のメイン画面。タイトルについては日本語も表示可能(画面=左)/コンテンツを表示したところ(画面=中央)/文字サイズやマージンなどの調整が可能。この画面をはじめ、メニューは日本語化されていない(画面=右)
本文は日本語表示に対応するが、フォントを埋め込んでおく必要がある(画面=左)/3G回線を経由してKindle Storeに接続可能(画面=中央)/電子書籍タイトルを一覧表示したところ(画面=右)
個別の電子書籍ページ。「Buy」を押すと購入できる(画面=左)/設定画面。ハイライト機能やソーシャル連携機能の利用の有無が設定可能。Kindle 2やKindle DXになかったWi-Fi関連のメニューが追加されている(画面=中央)/実験機能として、Web表示、MP3ファイル再生機能、音声読み上げ機能を搭載(画面=右)

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