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» 2011年03月25日 10時10分 UPDATE

ソフトウェアエンジニアが殺到するオライリーの被災者支援キャンペーン

オライリー・ジャパンが展開している東北関東大震災の被災者支援キャンペーンでは、同社の電子書籍が半額で購入できるとソフトウェアエンジニアから注目を集めている。

[西尾泰三,ITmedia]

 オライリー・ジャパンが運営する電子書籍販売サイト「O'Reilly Japan Ebook Store」で展開されている東北関東大震災の被災者支援キャンペーンがソフトウェアエンジニアから多くの注目を集めている。

 3月23日から開催されているこのキャンペーンでは、専用のプロモーションコード「DDJPN」をショッピングカートで入力することで、同社の電子書籍を通常価格の半額で購入できるというもの。期間中に購入された売上は、著作権者への印税や決済手数料を除いた全額が日本赤十字社への義援金にするという。決済はpaypalのカード決済サービスを利用する。このキャンペーンは3月26日の午前0時まで。

tnfig01.giftnfig02.gif ショッピングカートの画面でプロモーションコードを入力して再計算すると半額になる

 米O'Reilly Mediaで行われていた災害義援金キャンペーンに歩調を合わせる形で展開したオライリーの取り組み。米O'Reilly Mediaのケースと異なるのは、販売される電子書籍のファイルフォーマット。PDF、EPUB、MOBIなど複数フォーマットから選択可能だった米O'Reilly Mediaに対し、オライリー・ジャパンではPDFのみの提供となっている。ちなみに、O'Reilly Mediaで行われていた災害義援金キャンペーンでは目標金額として20万ドル(約1620万円)を目指していたが、こちらは目標に到達、寄付を行ったことがサイト上で報告されている。

 普段手が出しにくいオライリー本が、半額で、しかも被災者支援にもなるということでソフトウェアエンジニアを中心に注文が殺到、3月25日現在、PDFのダウンロードURLを知らせるメールの到着まで約53時間の待ち時間が発生するとしている。1冊の処理に平均19秒ほど掛かるということなので、単純計算では少なくとも1万冊近くが購入されていることになる。

【13時33分追記】:本記事公開後、オライリー・ジャパンの瀧澤昭広氏から連絡をいただいた。同氏は、「(想定していたものと)レベルの違う反応」と同キャンペーンの手応えを感じつつも、それによりサーバの電力消費量を急増させてしまっていることを懸念していると明かしてくれた。キャンペーン終了まであとわずかではあるが、早期終了の可能性もあると考えておきたい。

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