米国の出版社業界団体の1つである「Association of American Publishers」は現地時間2月16日、2010年12月(1カ月間)の市場統計情報を発表した。
AAPの発表によると、12月の書籍市場全体の出版社純売上高は、前年同期比2.4%増の15億8000万ドル(約1316億円、卸売ベース)、電子書籍販売の増加は堅調で、前年同期比2.6倍となる+164.8%の4950万ドル(約41.2億円、同)。年次比較では+164.4%の4億4130万ドル(約367億円、同)となり、年間書籍売上高に占める割合は、2010年の3.2%から8.32%に増加した。
AAPは米国の300社以上の大手・中小・学術出版社などが加盟する業界団体。なお、本統計はすべて出版社純売上(卸売)ベースであるため、小売ベースでの金額はさらにこの2倍強程度になっているものと推測される。
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