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» 2011年02月10日 13時20分 UPDATE

集英社の「ジャンプSQ」がデジタル版に――1カ月遅れながら115円

集英社の人気月刊漫画雑誌「ジャンプSQ」の電子版が1号115円で提供されることになった。この恩恵を受けられるのは現在のところiPadユーザーのみ。これは終わりの始まりか、それとも……。

[西尾泰三,ITmedia]

本誌の発売から1カ月遅れでの配信だが、1号115円と格安

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 集英社の人気月刊漫画雑誌「ジャンプSQ」の電子版が1号115円で提供されることになった。この恩恵を受けられるのは現在のところiPadユーザーのみ。

 同社がYahoo! JAPANと共同で提供しているiPad専用アプリ「ジャンプSQ.D」は、「ジャンプSQ.19 初号 デジタル・エディション」と「ジャンプSQ.19 夏号 デジタル・エディション」の2冊をあらかじめ収録したアプリとして登場し、その後、アプリ内課金の仕組みを利用し、「ジャンプSQ.19 秋号 デジタル・エディション」を提供していた。

 今回、同様の仕組みで新たに配信開始されたのは、「ジャンプSQ.2月号デジタル・エディション」。1カ月遅れでの配信となるが、本誌価格が500円のところ、アプリ内では115円で提供されている。

 多くの出版社が雑誌が生む赤字に苦しんでいる中で、集英社の人気月刊誌が電子コミックとして提供されたのは実験的な要素が強い。iPadの国内普及台数と115円という価格を考えれば、採算が取れるようなものではないのは明白だが、コミックスやメディアミックスでの売り上げを期待した宣伝媒体の1つとして手を付けておきたいという意図も透けて見える。今後の注目は、コミックラッシュのように電子コミックでの配信へ完全に移行するのか、あるいは、現在1カ月遅れでの提供となっているものがどれだけ短縮されるか(同時発売が1つの目安となるだろう)、このいずれかの動きがあった段階で集英社の戦略がはっきりとしてくるだろう。

 とはいえ、電子書籍などになじんだ読者からすれば、「To LOVEる-とらぶる- ダークネス」や「新テニスの王子様」「D.Gray-man」「CLAYMORE」などメジャー誌の人気作品が格安で読めるようになったのは素直に喜ばしい。

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