電子版「M-1戦国史」、M-1グランプリ2010の章を無料アップデート

メディアファクトリーは、M-1グランプリを徹底解剖した人気書籍「M-1戦国史」の電子版に、本書に含まれていなかったM-1グランプリ2010を完全書き下ろしの新章として追加した。

[西尾泰三，ITmedia]

M-1グランプリ2010を新章として追加

　メディアファクトリーは1月31日、iPad／iPhone向けに提供している電子書籍アプリ「M-1戦国史」をアップデートした。価格は450円だが、既購入者は無料でアップデートできる。

　同書は、漫才日本一を目指して繰り広げられた伝説の名勝負とその舞台裏を、お笑い評論家のラリー遠田氏が徹底解剖した一冊。各大会の流れやベストネタの概要、審査員評などがまとめられた同書は、新書が2010年10月に、電子版が2010年12月に発売されていた。

M-1グランプリ2010の様子が新章として追加され、完全版となったM-1戦国史

　今回のアップデートでは、本書に含まれていなかったM-1グランプリ2010を完全書き下ろしの新章として追加。最後の大会で悲願の優勝を手にした「笑い飯」や独特の間によるスローテンポな漫才を武器に準優勝を果たした「スリムクラブ」などの激闘の様子が熱く鋭く解説されている。

　第10回目となる昨年の大会でその歴史に幕を下ろしたM-1グランプリ。今回のアップデートで、M-1のすべてが詰まった完全版となったといえる。紙ではできない電子書籍ならではの取り組みだ。