英公正取引庁、電子書籍販売のエージェンシーモデルについて競争法違反の可能性を調査

英公正取引庁は、エージェンシーモデル販売契約について、競争法違反の可能性があるとして調査を開始した。

» 2011年02月02日 11時48分 公開
[hon.jp]
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 英Booksellerなどによると、英公正取引庁は2月1日(現地時間)、一部の出版社が電子書籍販売大手と交わしている「エージェンシーモデル販売契約」について、競争法違反の可能性があるとして調査を開始した。

 この調査は「相当数の苦情の申し立て」があったため着手されたとのことで、違反と判断された場合、制裁金または業務改善命令が課される可能性がある。同庁は、調査はまだ初期段階で、違反と断定はできないと述べているという。

 出版社が販売価格を決めるエージェンシーモデルについては、Amazon.comが2010年10月に「エージェンシーモデルは電子書籍の価格が高くなり、読者・著作者・書店・出版社のいずれにとっても不利益が生じる」と説明する文書を公開したが、Hachette、HarperCollins、Penguinなどの大手出版社がこの方式で販売している。

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