新たな読書体験を生み出すシャープのメディアタブレット「GALAPAGOS」

電子書籍元年と呼ばれた2010年は、日本国内で数多くの電子書籍端末やサービスが登場した。その中でも大本命といえるのがシャープの「GALAPAGOS」だ。メディアタブレット2製品と、連携する電子書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」を核としたこのサービスは、一足先の未来を垣間見せてくれている。

» 2011年01月11日 00時00分 公開
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メディアタブレット「GALAPAGOS」が生み出す新たな読書体験

 電子書籍元年と呼ばれた2010年は、日本国内で数多くの電子書籍端末やサービスが登場した。電子書籍が読めるスレート型の端末が、専用機から汎用機に至るまで多数登場し、デジタルガジェット好きのユーザーの話題をさらっている。また新聞から雑誌、書籍に至るまで、数を増やしつつある電子書籍タイトルは、読書好きのユーザーからの熱い視線を浴びている。

 その電子書籍元年のトリを務める形で登場した大本命といえるサービスが、シャープの「GALAPAGOS」だ。メディアタブレット2製品と、連携する電子書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」を核としたこのサービスは、これまでの端末やサービスの利点を踏まえつつ、ほかには見られない数々の便利な機能や、電子書籍ストアとの連携を実現しているという点で、注目に値する存在である。ユーザーの利便性を最優先に考えた「GALAPAGOS」が生み出す新たな読書体験を見ていこう。

「GALAPAGOS」。左2製品が5.5型のモバイルモデル、右が10.8型のホームモデル

新聞や雑誌などの定期刊行物を、発売と同時に自動配信

 GALAPAGOSが実現しているサービスの中で、最も注目されるのが「自動配信サービス」である。従来の一般的な電子書籍ストアの仕組みでは、新聞や雑誌などの定期刊行誌を読むためには、発刊されるたびにストアにアクセスし、最新号の購入手続きをその都度行う必要があった。手間が掛かるのはもちろんのこと、決済についても非常に面倒だった。プッシュで通知してくれるわけではないので、購入そのものをうっかり忘れてしまうことも珍しくないほどだ。

 同製品では、スケジュールに基づいてTSUTAYA GALAPAGOSから、指定した電子書籍タイトルの最新版を“自動的に”ダウンロードできる。例えば新聞の場合、紙の新聞が家庭に配達されるのとほぼ同じ時間帯である毎朝6時ごろに最新版がダウンロードされるため、目覚めた時点でその日の朝刊がいつでも読める状態でGALAPAGOSの中に入っており、朝食を食べながら、あるいは出勤の途中に、すぐさま読み始めることができる。

現在は日本経済新聞電子版、Mainichi iTimes、超特@Qの3誌がラインアップされている(写真=左)/雑誌についても自動配信サービスの対象となっているコンテンツがある。ビジネス誌のほか、さまざまなジャンルをカバーしている(写真=右)

 またオンラインで記事を読むのとは異なり、いったんコンテンツをGALAPAGOS端末にダウンロードするため、地下鉄など電波が届きにくい環境であっても落ち着いて閲覧できるのもメリットだ。新聞のラインアップとしては、日本経済新聞のほか、毎日新聞の特別編集版である「Mainichi iTimes」、西日本新聞の「超特@Q」などが用意されており、近日中にはスポニチなどの配信も開始される予定だ。

 新聞だけではなく、週刊誌・月刊誌などの雑誌も自動配信サービスに対応している。定期的に発刊される週刊誌や月刊誌などを買い逃す心配もなく、発売日に入手して楽しむことができる。タイトルにもよるが年払いで割安で読めるのも魅力だ(もちろん単品購入も可能)。バックナンバーも一定期間保存されるので、忙しくて見逃してしまったという場合でも安心だ。雑誌のラインアップは多種多様だが、中でもビジネス系に関しては、エコノミスト、日経ビジネス、週刊東洋経済、週刊ダイヤモンドdigital、PRESIDENTと主要なビジネス誌がそろっている。こうしたビジネス誌から日々の会話のタネを得ているビジネスマンにとってはうれしいラインアップだ。

 同製品と連携する電子書籍ストア「TSUTAYA GALAPAGOS」では、文学からエッセイ、現代小説、ノンフィクションなど21のジャンルを合わせて約3万点にもおよぶ電子書籍タイトルをラインアップしている。同製品はIEEE802.11b/g準拠の無線LANを搭載しており、わざわざPCなどを経由することなく、購入した電子書籍タイトルを端末に直接ダウンロードしてすぐに読み始めることができる。先の自動配信サービスと組み合わせれば、通勤通学の時間帯に読むものがなくて困るといった悩みから解消されるのは間違いなしだ。

 しかもこのTSUTAYA GALAPAGOSのラインアップは速いペースで増加しており、製品発売当初の2万4000点から、現時点ですでに3万点に迫ろうかという勢いを見せている。ちょっとした本屋の陳列数がまるごと入ってしまうこの冊数、読書好きのヘビーユーザーでも満足することとは確実だ。冊数だけでなく、ベストセラーになった「もしドラ」こと、岩崎夏海氏の「もし高校野球の女子マネジャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」のほか、芥川賞作家の平野啓一郎氏の新刊「かたちだけの愛」など、内容も見どころたっぷり。ジャンルでの絞り込みはもちろんのこと、価格順や新着順、売れている順に並び替えたり、商品名や著者、発売日、出版社といった条件での検索も可能であるなど、検索性も高く、好みの本を探す楽しみも十分に堪能できる。

表紙をディスプレイするような本棚をイメージしたホーム画面では、購入した電子書籍タイトルを一覧できる。未読のタイトルについては赤い旗のアイコンが表示されるため、見た目も区別しやすいなど、UIはかなり入念に作り込まれている印象を受ける(写真=左)/ジャンル以外にも、さまざまな特集を設けることで、電子書籍タイトルの訴求が行われているのも魅力の一つだ(写真=右)

通勤通学のお供にぴったり、5.5型のモバイルモデル

モバイルモデル 5.5型のモバイルモデル。写真はレッドの「EB-W51GJ-R」

 さて、TSUTAYA GALAPAGOSとの連携で豊かな読書スタイルを提供してくれるメディアタブレット「GALAPAGOS」とは、いったいどのような製品なのだろうか。ここではライフスタイルに合わせて選べる「GALAPAGOS」の2つのモデルについて掘り下げて見ていこう。

 まずは5.5型のモバイルモデル(EB-W51GJ-R/EB-W51GJ-S)。片手で不安なく持てるサイズと形状を研究し尽くしたシャープが設計したモバイルモデルは、スーツの内ポケットなどにもすっぽりと収まり、快適に持ち歩くことができる。

 一般的なスマートフォンは、可搬性には優れるものの、電子書籍を本格的に読もうとすると、そのサイズの小ささがネックになる。単に見づらいというだけでなく、専用端末でないために、機種によってはページめくりなどの操作性に問題を抱えていたりすることは珍しくない。

 その点、モバイルモデルは専用端末ということもあるが、手にすっぽりと収まるサイズの中で最も大きな液晶サイズになるよう設計されていることもあり、単行本サイズまでのコンテンツがほぼ原寸大で表示できるので、ストレスのない読書が楽しめる。本体の重量も220グラムと、単行本1冊程度に抑えられているのも長時間の読書には見逃せないポイントとなる。

 操作性については、マルチタッチ操作に対応するほか、トラックボールを搭載しており、親指だけでページをめくったり、戻ったりといった操作もラクラク行える。もちろん、タッチ操作と下部ボタンだけでも主要な操作は行えるが、複数のインタフェースを備えることで、、例えば電車内でつり革につかまった状態ではトラックボールを用いて片手で操作するなど、シチュエーションごとに最も適した操作方法を選べるので便利だ。

 実際に使ってみても、表紙をディスプレイするような本棚をイメージしたホーム画面がタッチもしくはトラックボールの操作でクルッ、クルッと回転するのはたいへん直感的で分かりやすく、ページめくりも素早く行える。汎用のタブレット製品にはない、電子書籍の購読に主眼を置いた、同製品ならではの工夫の一つだといえる。起動するとすぐにホーム画面が表示されることから、すぐに読書が行えるのもメリットだ。

 ちなみにバッテリーの持続時間は約7時間。これは使い続けた状態での値なので、通勤通学で片道1〜2時間を要するという場合、1日1回の充電で余裕で対応する。スタイリッシュなシルバーのほか、お洒落なレッドのボディもラインアップされており、男性はもちろん女性が持ち歩くにもぴったりだ。

リビングでくつろぎながら使える、10.8型のホームモデル

ホームモデル 10.8型のホームモデル。雑誌で多用される見開きのレイアウトも苦にしない

 もう1つ、10.8型のホームモデル(EB-WX1GJ-B)についても紹介しておこう。雑誌など判型の大きい書籍は、電子書籍端末で表示しようとするとどうしてもサイズが小さくなってしまう。ほかのタブレット端末でも表示が小さく見づらいという声はよく耳にする。

 その点、10.8型というビッグサイズのスクリーンは、雑誌の表示にはぴったりだ。前述した自動配信サービスと組み合わせることで、週刊誌や月刊誌を自宅のリビングにいながらにして入手し、ソファにくつろいでゆっくりと楽しむといった使い方が可能になる。

 また、次世代XMDFソリューションで製作された一部のタイトルは、テキストの部分だけを抜き出して拡大表示したり、縦書きと横書きを切り替えて表示することも可能だ。中にはムービーを内蔵しているコンテンツもあり、ただ紙の書籍をデジタルデータ化しただけの電子書籍タイトルとは異なり、デジタルならではの臨場感あふれる体験が可能となっている。

GALAPAGOS Station 「GALAPAGOS Station」。購入した電子書籍タイトルのバックアップのほか、PC上のファイルをXMDFに変換して端末に転送できる

 これは両モデルに共通しているのだが、本体端のカットの角度に工夫が凝らされており、手に持った際に薄く感じるように工夫されている。そのため実際に手に持つと大柄さを感じさせず、また見た目もスタイリッシュだ。画面はワイド比率の16:9なので、今後予定されている動画の配信サービスでは、全画面表示による動画鑑賞で真価を発揮するだろう。

 このほか、インターネットの利用も可能なほか、mixiやTwitterなどコミュニケーションツールの専用アプリも搭載している。中でもインターネットについては、Flash Lite4への対応により、Flashの再生が行える。普段PCから見ているWebサイトが、ほぼそのままの形で表示できるのが大きなメリットだろう。

 さらに連携ソフト「GALAPAGOS Station」を用いれば手持ちのPDFファイルやテキストデータを端末に転送して閲覧できたり、さらには動画や音楽の配信にも対応していくというから、実に楽しみな存在だ。日々の生活にGALAPAGOSが加われば、文字通り世界が変わる体験を得られることだろう。

電子書籍の未来を見せてくれる「GALAPAGOS」

 電子書籍ブームに沸く昨今だが、電子書籍元年と呼ばれる2010年に登場したデバイスやサービスの多くは、端末とサービスがそれぞれバラバラになっていて、サイトで購入した電子書籍タイトルを、端末に転送するだけで一苦労、といったことも少なくない上、何よりテクノロジーに詳しくないユーザーからすると、ハードルが高いというのが実情だ。

 その点、GALAPAGOSは、メディアタブレットとTSUTAYA GALAPAGOSのシームレスな連携を実現しているという点で、ほかのサービスとは一線を画する存在だ。今回実際に使ってみて、定期刊行誌を都度購入する手間もかからず、転送の手間も要らず、また決済もシームレスに行える点は、ほかのサービスには見られないメリットだと感じた。過去10年あまり、日本の電子書籍市場を牽引する中でシャープが得てきたさまざまなノウハウが、このGALAPAGOSのバックボーンになっていることを考えると、それも納得だといえる。

 今回のGALAPAGOSのように、端末とサービスが合わさった電子書籍事業は、将来的には当たり前となっていくに違いない。だからこそ、そのシームレスさを現時点ですでに実現しているGALAPAGOSは、一足先の未来を垣間見せてくれる貴重な存在であるといえる。日本の電子書籍事業の標準となっていくであろう「GALAPAGOS」を、まずは体験してみてはいかがだろうか。

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