割引キャンペーン「HAPPY Tab キャンペーン」も始まり、より入手しやすくなった感のある「GALAXY Tab」。タブレット端末らしい大画面や大容量メモリのほか、タブレット端末としては珍しくカメラを備えるなど、注目すべき点は多い。そこで今回は画面、メモリ、カメラなどのハードウェア性能をまとめた。
GALAXY Tabは7インチ、600×1024ピクセルのTFT液晶ディスプレイを備えており、Samsung得意の有機ELを想像させる、鮮やかな発色が特徴的だ。また「画面設定」の設定項目で明るさ、白濃度、黒濃度、彩度を個別に調整できる。明るさについては周辺の環境に合わせて自動調整させることも可能だ。
屋内、屋外を含めてさまざまな場所でディスプレイを確認したが、直射日光が直接当たるような状況でない限り問題なく画面を見られた。逆に暗いところでは画面がまぶしく感じることもあったが、その場合は明るさを手動で調整するといいだろう。
GALAXY Tabには背面に320万画素(フォトライト、オートフォーカス付き)、前面に130万画素のカメラを備えている。前面のカメラはテレビ電話には対応せず、あくまで写真や動画を撮影するためという位置づけだ。ホワイトバランスや感度の調整といった基本機能のほか、パノラマ撮影や笑顔認識などに対応し、タブレット端末のカメラとしては高機能という印象を受ける。
肝心の画質であるが、最近のカメラに特化した携帯電話のような高画質は望めないものの、予想以上に「よく写る」印象だ。今回は明るい場所と暗い場所での作例を掲載するが、思った以上に解像感があり発色も良く感じられる。
GALAXY Tabは購入直後の時点で約1.8Gバイトのシステムメモリと約12Gバイトのユーザーメモリが確保されている。システムメモリはいわゆる本体のメモリで、アプリケーションなどが保存される。一方、ユーザーメモリはあたかも端末にSDカードが内蔵されているかのように動作し、写真や動画などが保存される。Android2.2からはアプリをSDカードに移動できるようになったが、この移動先としてユーザーメモリを利用することはできず、別途SDカードを端末に挿入する必要がある。
システムメモリ、ユーザーメモリとは別に、microSDを挿入してメモリを拡張することもできる。microSDスロットは正面から見て左側面にある。対応するカードはmicroSDが最大2Gバイト、microSDHCが最大32Gバイトで、規格上の最大容量までサポートしている。なおmicroSDが挿入された状態でGALAXY TabをPCに接続すると、ユーザーメモリとmicroSDが別個のドライブとしてマウントされる。
音声を再生するスピーカーは端末下部に2個、ハンズフリー通話などに用いるマイクは正面から見て右上側面に1個、装備されている。2個のスピーカーはステレオ再生に対応している。
Android端末は音声着信やメール受信などを通知するための着信ランプ(LED)を備えているものもあるが、GALAXY Tabには着信ランプは装備されていない。ちなみに同じく着信ランプを備えていないGALAXY S(SC-02B)で擬似的に着信ランプを利用できるアプリ「NoLED」も、GALAXY Tabでは機能しなかった。
GALAXY Tabは端末下部に外部接続端子、正面から見て左上にヘッドフォン接続端子を備える。外部接続端子はiPhoneのDock端子に似た形状をしているが、当然ながらiPhone用のケーブルは接続できない。ヘッドフォン接続端子は一般的なミニジャックが差し込めるほか、マイク付きヘッドフォンも利用できる。
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