ダイヤモンド社、電子書籍ストアアプリ「ダイヤモンドブックス」をリリース

ダイヤモンド社は12月21日、iPhone/iPad向けの電子書籍ストアアプリ「ダイヤモンドブックス」をApp Storeで配信開始した。ソーシャルリーディング機能なども備えている。

» 2010年12月22日 12時07分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

ダイヤモンド社もストア型アプリの提供へ

 ダイヤモンド社は12月21日、iPhone/iPad向けの電子書籍ストアアプリ「ダイヤモンドブックス」をApp Storeで配信開始した。価格は無料で、ストア内の電子書籍はアプリ内課金の仕組みを利用して購入する。

Youtubeにアップされているダイヤモンドブックスの紹介動画

 同アプリは、これまで同社が提供してきた電子書籍ビューア「DReader」に、ストアの機能を追加したもので、同社から刊行される電子書籍をこのアプリから購入・閲覧することができる。

書店モードでは、「もしドラ」として今年話題となった「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」や、高田純次さんの「適当日記」など、同社刊行の電子書籍が多数並んでいる(写真=左)/Twitterと連動したソーシャルリーディング機能も実装(写真=右)

 アプリ内では「本棚モード」「書店モード」をボタンで切り替える形で利用し、書店モードでは、ランキング順、著者名順、新着順に表示する「並び替え機能」、書名や著者名、内容紹介文を検索する「検索機能」を実装したほか、ストア内の全作品には「試し読み」ボタンがついており、購入前に本の一部を無料でダウンロードして読むことができるようになっている。

 一方、「本棚モード」では、DReaderをベースにしながらも、Twitterと連動したソーシャルリーディング機能や、マーカーの一覧機能などが用意されている。

 同社では、このアプリの配信を記念して、2011年1月11日までストア内の電子書籍8作品を特別価格で販売する。例えば、適当日記は115円で、「ドラッカー 時代を超える言葉」は350円で提供されている。

 なお、同社が過去に提供してきた単体の電子書籍アプリを購入しているユーザーでも、その情報は引き継がれないため、同じ作品をダイヤモンドブックスから購入する際は課金される。同社によると、この点については現在対応中とのことだ。

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