GALAPAGOSの“進化”を動画で確かめたいよいよ発売!!(1/2 ページ)

シャープのeBookリーダー「GALAPAGOS」が、ついに発売日を迎えた。その動きっぷりはどうなのか。動画でチェックしてみよう。

» 2010年12月10日 22時44分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

GALAPAGOSもついにお目見え

5.5型GALAPAGOSのレッドモデル

 12月10日、2つのeBookリーダーが発売される。1つはシャープの「GALAPAGOS」で、もう1つはソニーの「Reader」だ。前者は液晶ディスプレイを搭載し、eBookリーダーとしてだけでなく、2011年春のアップデートで動画や音楽再生/販売にも対応するマルチプレーヤーとしても活用できる一方、後者は目に優しいE Inkを採用してeBookリーダーに特化している違いがある。

 ソニーのReaderについては別記事でチェック(「Sony Readerの“読みやすさ”を動画で確かめた」)しているので、ここでは5.5型GALAPAGOS(600×1024ドット)を動画で見ていこう。なお、今回利用した評価機はあくまで試作機のため、実際の製品とは挙動が若干異なる可能性があるほか、収録コンテンツも製品版とは異なるものなので注意してほしい。


新聞や雑誌、eBookを快適に読むことができるのか?

 モノクロE Inkを採用したSony Readerと違い、GALAPAGOSはシャープ製のカラー液晶ディスプレイ(最大6万5536色表示)を搭載することで、eBookだけでなく新聞や雑誌を楽しめる。しかも新聞や一部の雑誌は定期購読に対応しており(「TSUTAYA GALAPAGOSで買えるコンテンツをチェックする」)、1度購入すればユーザーが意識することなく最新号を手に入れることが可能だ。

 またXMDFフォーマット採用していることにより、写真のサイズはそのままに文字の拡大や縮小が行えるハイブリッドビューをはじめ(コンテンツにより異なる)、写真を省いて文字だけを表示するなど、多彩な表現力を備えているのが特徴だ。以下では、各媒体別に動画を掲載した。いずれも動作は軽快で、ストレスを感じることはないだろう。ビジュアル文庫のように、動きのある小説も楽しめる。

 コンテンツを読んでいるときに画面を長押しするとルーペが表示され、指で指定した文字が拡大表示される。指を離すとマーカー/辞書/本文検索ボタンが現れ、範囲指定した文字にマーカーをつけたり、辞書で意味を調べられるのもeBookらしい。

電子版の日本経済新聞を読んでいるところ。各記事ごとにページが分けられている
「週間東洋経済」の場合。縦位置/横位置の切り替えや、文字の拡大/縮小もスムーズだ
人気の「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみた。画面の明るさなどもすぐに調整できる
Jブンコ版の「枯野抄」を見たところ。ページ切り替え時に多彩なトランジションが入る。トラックボールによるページ送り/戻しも快適に行える
縦位置や横位置を問わず、レイアウトをそのままに本文だけを拡大/縮小できる。段組表示も可能だ
コンテンツを表示させた画面でタップをしたり、ホームキーを2秒以上押すと画面下部に機能ボタンが現れる。利用可能な機能はコンテンツによって異なり、扱えない機能はブラックアウトで表示される

コンテンツの並び方や検索方法は?

 ホーム画面には、本棚を模した形でコンテンツの表紙が並ぶ。「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」と4つの棚に分かれており、上部にあるボタンで切り替えるか、左右のスワイプで棚が回転する。各表紙をタップするとコンテンツを読め、「未読・おすすめ」「お気に入り」「定期購読」の棚内に未読コンテンツがあると赤い旗アイコンが表示される仕組みだ。

 一方、画面下部にあるブックシェルフを押すと、各コンテンツがタイトルや著者名別に一覧表示され、蔵書を一元管理できる。タイトルや著者、マーカー部の文字列をキーに検索をすることも可能だ。

ホームキーを押すと本棚を模した画面が現れる。本棚が回転するアニメーションの動作はスムーズだ
GALAPAGOS内のコンテンツを一元管理するのが「ブックシェルフ」だ。タイトルや著者名に分けたり、しおりやマーカーを付けたコンテンツのみを表示したりできる

 次のページでは、GALAPAGOSの設定画面やWebブラウザ機能、SNS連携機能などの付加機能をチェックしよう。

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