パーソナルメディアが漢字字典「康煕字典 安永本」のiPadアプリを提供開始

12月2日、パーソナルメディアが漢字の活字字体の典拠とされている「康煕字典 安永本」のiPadアプリをApp Storeで公開した。価格は4800円だ。

» 2010年12月02日 15時21分 公開
[ITmedia]

全3811ページ/容量578MバイトのiPad専用アプリ

 今回発売された「康煕字典 安永本」(こうきじてん あんえいぼん)は、1716年に中国で作られた漢字の字書「康煕字典」に基づいたアプリケーションだ。安永9年(1780年)に日本で翻刻された「安永本」がベースになっており、都賀庭鐘(つが ていしょう)の「字典琢屑」(じてんたくせつ)の1巻が追加された全41巻の全ページを収録しているほか、「目次・部首一覧」から各巻の該当ページに直接ジャンプするリンク機能を設けている。加えて、現代日本語による解説(4ページ)のほか、康煕字典の全収録文字をPC用の文字(GT書体フォント)で書き起こした「収録文字一覧」が付属しており、康煕字典の字形と現在の漢字の字形とを比較できるのが特徴だ。

 なお、本アプリの価格は4800円で、容量は約578Mバイト(全3811ページ)となっている。

iPad版「康煕字典 安永本」の画面イメージ

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