映画専門誌「キネマ旬報」を発行するキネマ旬報社は、電子書籍事業の本格展開を表明。同日からiPhone/iPad向けに、「知っておきたい映画監督100・日本映画編」「知っておきたい映画監督100・外国映画編」の配信を開始した。
映画専門誌「キネマ旬報」を発行するキネマ旬報社は11月18日、電子書籍事業の本格展開を表明。同日からiPhone/iPad向け電子書籍アプリの配信を開始した。
第一弾として配信が開始されたのは、「知っておきたい映画監督100・日本映画編」「知っておきたい映画監督100・外国映画編」の2作品で、価格はいずれも900円。両書は2009年9月に紙書籍(1890円)として販売されたもので、国内外の代表的な監督100人について、略歴・エピソード・フィルモグラフィ・代表作品などをまとめた映画監督ガイドブックとして構成されている。このほか、「サイレント〜30年代の名匠」「1930〜40年代のアメリカ映画監督」などのテーマを設け、100人の監督以外にも言及している。
ビューワの機能としては、フォントサイズの変更やブックマーク機能、検索機能などが実装されているほか、自動ページ送り、ビューモードの変更などが用意されている。ビューモードの変更は、読書環境に応じて背景色や文字色を変化させるものとみられる。
同社では、今回の配信を皮切りに、「人生で大切なことは全部フジテレビで学んだ 〜『笑う犬』プロデューサーの履歴書〜」「メジャーリーグビジネスの裏側 本当に儲かってるのはこの人達!」「日本魅録」「日本魅録2」などの作品を年内にリリース予定としており、一部は無料での配信も検討しているという。
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