LuvPadの特徴の1つは、NVIDIAが「2010年後半に大きなムーブメントとなるだろう」と自信を見せるモバイル向け省電力統合型プロセッサ「Tegra 2」を搭載する点だ。第2世代にあたるTegra 250は、40ナノメートルプロセスルールの最新ARMアーキテクチャを採用する2基の「Cortex A9」をはじめ、省電力向けにシステム管理機能を提供する「ARM7」や、前世代Tegraからグラフィックス性能を2倍に引き上げたという超低消費電力GPUなど、計8個の独立したプロセッサをワンパッケージに詰め込んでいる。旧Tegra同様にビデオデコーダ/エンコーダも統合しており、1080pのHD動画をサポートしたのも目を引く。
タブレット端末の使いやすさは、ハードとOS(ユーザーインタフェース)の融合がポイントなので単純な比較はできないが、Qualcommの「SnapDragon」やAppleの「A4」に比べて、Tegra 2がどの程度の性能を発揮できるのかは気になるところだ。実際、少し使った印象では、画面の切り替えや描画は非常に高速で、慣性スクロールを使ったWebブラウズはiPadに比べてもそん色はなく、同じくAndroid 2.2を採用するDellの「Streak」よりも快適だと感じた。
追って、動画を交えながら詳しい使用感をリポートしていく。
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