「TSUTAYA」のCCC、電子書籍参入を検討 雑誌ネット販売のFujisanを関連会社に

「TSUTAYA」のCCCが雑誌販売サイト「Fujisan.co.jp」運営会社と業務資本提携し、関連会社化。CCCの顧客基盤やTポイントと連携するほか、両社の強みを生かした電子書籍サービスも検討。

» 2010年08月04日 17時45分 公開
[ITmedia]

 「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は8月4日、雑誌販売サイトを運営する富士山マガジンサービス(Fujisan)と業務・資本提携し、同社を持分法適用関連会社化すると発表した。CCCの顧客基盤と雑誌販売で連携するほか、両社の強みを生かした電子書籍サービスの開始も検討する。

 18日付けで、Fujisan株主のトランスコスモスとngi groupから、Fujisan株式の26.67%分を1億6752万5000円で取得する。またFujisanが8月下旬に実施する第三者割当増資をCCCが引き受け、追加で株式を取得する予定。増資引き受け後のCCCの保有割合は33.33%になる。

 Fujisanは雑誌の定期購読受け付けやバックナンバー販売を行う「Fujisan.co.jp」を運営し、8000誌超を取り扱っている。iPhone/iPadで閲覧できる350誌を含むデジタル雑誌400誌超も扱っている。

 提携で、CCCグループや「Tポイント」参加サイトとFujisanの雑誌販売を連携させるほか、TSUTAYA店舗でのFujisanの雑誌定期購読の取り扱いを検討。FujisanはTポイントに参加する。また両社で電子書籍サービスの開始も検討する。

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